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〒420−0029静岡市葵区研屋町45番地TEL. 054−252−1337

新西国三十三観音

静岡新西国観音霊場新設縁由

静陵は東海枢要の地にして、其気候の温和なるのみならず、人情も亦敦厚なり。殊に観音菩薩有縁の信徒多く、自然的に結ばれたる観音講は、市内随所にあり、今年初夏の頃、講員等相謀り、西国三十三所の霊場に擬して観音菩薩御尊像を造り、静岡新西国三十三所の札所を新設せんと欲し、大正五年七月二十日、静岡市研屋町顕光院と相談会を開けり。会する者は願者前田てつ外四十余名なりき。ここに第一回の相談纏まり、更に八月第二回の集会を開きて、当市及郡部の篤志者に喜捨を仰ぎて新設の費に充てむことを協議し、直に募縁に従事す。然れども此の事業たる容易にあらず。依て、瑞光寺住職柴田普門師、顕光院住職加藤道順師を顧問に仰ぎ、新設諸般の事務に尽瘁せられんことを請ふ。両師直に快諾せられ、爾来日夜此事に尽瘁して著々進捗し、十月九日、十五日、十六日の三日間に巡拝路順之踏査を為し、十一月七日新設霊場主の会合を乞ひ、開眼奉安のことを協議す。十一月二十八日、名古屋より霊像安着、此日世話人老婆連四十余名顕光院に集まり、御供物及撒餅の餅搗を為す。十二月一日、顕光院を道場として開眼供養を修行し、二日御供物を浄財喜捨の信者に分贈し、三日より番を逐ふて霊像を各所に奉安す。奉送の日は五日間にして、観音講員約一千人奉送す。其盛況実に未曾有といふなり。茲に観音講中の重立たる世話人を撮影して、募縁の冊首に載せ応募諸氏の芳志を謝し、聊かの其事由を録して募縁の序に代ふ矣。
   大正五丙辰年十二月
                             静岡新西国霊場新設世話人一同白
                            (静岡新西国霊場新設募金簿巻頭より)

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